伏線と並行線(2)

並行線を挿入するタイミング

ぴこ蔵
「前述の例ではわかりやすくするために交互にポンポンと入れてみたが、本来はやはり主線の叙述がメインであることは忘れぬようにな」

ブンコ
「なんか映画みたい」

ぴこ蔵
「映画では緊迫感を出すために、カットバックを多用することがあるが、小説の場合は、よほど特殊な場面を除き、あまりやりすぎないようにしないと読みにくくなるぞ。注意せよ」

ブンコ
「あのさー、主線に並行線を挿入するためには、どんなタイミングでどのくらいの回数が適当なの?」
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伏線と並行線(1)

伏線について

ぴこ蔵
「ブンコちゃんよ! 何ぞ面白いアイデアは浮かんだかな?」

ブンコ
「こんなのはどうかなー? 主人公が道を歩いていて、偶然、手帳を拾うの。その手帳には、近所の家の住所を書いてる。で、主人公がなんとなくその家の前を通りかかるんだけど、偶然その時、持ち主は留守なの。でも、偶然、持ち主が鍵をかけ忘れてたもんで主人公はなんとなく家の中に入っちゃうのよね。

そしたら偶然持ち主が帰ってきて主人公はあわてて隠れるの。それでクローゼットからのぞいてたらその家に住んでいるのはなんと偶然にも昔の初恋の人だったのよ。

でも、泥棒だと思われるから出るに出れないの。そのうちにとうとう初恋の人がクローゼットを開く。どう? ちょっとロマンチックなコメディーでしょ?」

ぴこ蔵
「“なんとなく”とか“偶然”が多すぎる!」
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