面白い物語を生み出すための4つのマインドセット

娯楽として読む面白い小説を書くためには必須のポイントがある。世界観やキャラももちろん大事だが、それ以前に、誰が読んでも夢中になる『構成上の仕掛け』が必要。その具体的なアイデアを得るための考え方とは?

こんなご質問をいただきました。

自分の書いた小説は「世界観は良いがキャラクターの個性が弱く、ストーリーのテンポで緩急がない」とよく言われます。自分もその欠点を直すため、アクションシーンやキャラクター同士の対立などを描くようにしているのですが、なかなかしっくりきません。それらを描いても、理屈っぽく平坦に考えているように見えてしまい、躍動感がないのです。ストーリー上でハラハラドキドキを表現するには、やはりどんでん返しを上手く活用するしかないのでしょうか?

ぴこ蔵です。

ここでは一般的に広範囲に受け入れられる娯楽の作り方をテーマにしていますので、あくまでも『誰もが楽しめるお話を作る』技術とその基本となる考え方について語ります。
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8つのポイントから考える「主人公の成長」戦略

主人公を成長させたければ、その成長の証拠を具体的な行動で読者に見せなければならない。

1. 成長とは何か?

「成長」とは、時間の経過と共に能力が高まり、かつて出来なかったことが出来るようになることです。つまり、「昔」の主人公に足りなかった能力を、「今」の主人公は身につけていなければなりません。「オープニング」にはとても無理だったことを、「クライマックス」では達成しなければならないのです。
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