【ドラドラ】敵の正体はこいつだ、と思っていたら、実は、同じような立場のあいつだった!
【ウルドラ】敵は「主人公の内部に巣食う恐怖」だと思っていたら「主人公の外部に存在する恐怖」だった。
【フラドラ】敵は「主人公が生み出した恐怖」だと思っていたら「主人公の外部に存在する恐怖」だった。
【ドラウル】敵は「主人公の外部に存在する恐怖」だと思っていたら「主人公の内部に巣食う恐怖」だった。
【フラウル】敵は「主人公が生み出した恐怖」だと思っていたら「主人公の内部に巣食う恐怖」だった。
【ドラフラ】敵は「主人公の外部に存在する恐怖」だと思っていたら「主人公が生み出した恐怖」だった。
【ウルフラ】敵は「主人公の内部に巣食う恐怖」だと思っていたら「主人公が生み出した恐怖」だった。
【レッドラ】敵は死んだと思っていたら、実は死んでいなかった!
【ハナサカ】目的は死んだと思っていたら、実は死んでいなかった!
【アオトリ】目的はどこか遠くにあると思っていたら実は主人公のそば(内側)にあった!
どんでん返しを組み立てる方法
●αが敵だと思っていたら、本当の敵はβだった。
このαとβにお好きなモンスターを代入して「どんでん返し」のパターンを作ってみましょう。
そして、モンスターの「名前」を「それぞれの特性」に置き換えてみます。すると、あなたのどんでん返しの形がはっきりしてきます。
さらに! そのパターンを自分の言葉にしてわかりやすく噛み砕いてみてください。
練習問題
●αが敵だと思っていたら、本当の敵はβだった。
例:上のαに「狼男」、βに「ドラキュラ」を代入してみる。
「狼男」が敵だと思っていたら、本当の敵は「ドラキュラ」だった。
↓↓↓↓
モンスターの名前をその特性と入れ替える
↓↓↓↓
「主人公の内部に巣食う恐怖」が敵だと思っていたら、本当の敵は「主人公の外部に存在する恐怖」だった。
↓↓↓↓さらにかみくだくと↓↓↓
★知らない間に自分がやったのではないかと思っていたら実は、自分にそう思いこませて、敵がやっていた。
これからお主が作るストーリーにはどんでん返しが仕掛けられ、そして、これが物語の核になる。
オープニングも、伏線も、クライマックスも、キャラクターのちょっとした癖さえも。全ての世界はこの「どんでん返し」の上に構築されるのじゃ!
読者に満足感を与えるためにはこれが絶対に必要なのじゃ。さあ、おぬしの「どんでん返し」のイメージはつかめたかの?
手っ取り早くストーリーを作る上でここは非常に大切な部分なのじゃ。
上記の「原型」は記憶することはない。モンスターの使い方さえ理解できれば、いつでも自分で構築できる。
ただし、断っておくが、これがどんでん返しの全てだなどと言うつもりはないぞ。これはあくまでもわしが分類した「型」にすぎぬ。
しかし、「型」をなめてはいかん! 「型」を破って新しい物を生み出すためには「型」が使いこなせなければならん。いったん「型」にはめて、その構造を理解すればこそ、自分なりにアレンジして、応用することができるのじゃ!
この世にはきっともっと素晴らしいどんでん返しがあるはずじゃ。そして、それを生み出すのはお主である。楽しみにしておるぞ!
さて、ここからは、実際に「どんでん返し」を作ってお目にかけるのじゃ!
論より証拠と人は言う。
頭がこんがらがってなんだか小難しいようじゃが、実例を見れば「ほほ~う! こりゃ簡単じゃ~ん!」とわかってもらえるのじゃ。
そしてまた一歩、「人間自動あらすじ製造機」に近づくのじゃ!
理論ばかり語っていても退屈だと思うので、いよいよ「仮筋」を紹介するとともに具体的などんでん返しを作ってみたい。
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