どんでん返しを組み立てる方法
ぴこ蔵
「『花咲かじいさん』と『青い鳥』のどんでん返しは、主人公が果たすべき【目的】に仕掛けられておるのじゃ」
ブンコ
「ってことは、師匠! 10タイプあるって言ってたどんでん返しのうちの2タイプは、この『【目的】のどんでん返し』だってこと?」
ぴこ蔵
「そういうことじゃ。それではここまでをまとめておこう。
※どんでん返しには【主人公の目的】に仕掛けるものと【主人公の敵】に仕掛けるものとがある。
【主人公の目的】に仕掛ける2つのどんでん返し
・TYPE09 ハナサカ
……死んだと思っていた【目的】が、実は生きていた。
・TYPE10 アオトリ
……【目的】はどこか遠く(自分の外部)にあると思っていたら、実は、すぐ近く(自分の内部)にあった。
これで全10タイプのうち【TYPE09】【TYPE10】はわかったな。さて、残りの8タイプはすべて『【敵】のどんでん返し』じゃ!」
ブンコ
「はあぁ…。まだ、あと8タイプもあるのかぁ…。『花咲かじいさん』と『青い鳥』ぐらいなら覚えられるけど正直、あと8タイプ丸暗記するのはつらいかも」
ぴこ蔵
「うーむ、やはりそうか。しかし、もっともな話ではあるな。そこで、わしはさらにこの『敵』の8タイプをいちいち覚えていなくても素早く組み立てられる方法を編み出したのじゃ!」
ブンコ
「どんでん返しを組み立てる方法? どうやって?」
ぴこ蔵
「それは『3匹のモンスター』を使う技じゃ!」
ブンコ
「3匹ってだれとだれ?」
ぴこ蔵
「かの有名な世界3大モンスターなのじゃ!
●吸血鬼ドラキュラ
●狼男
●フランケンシュタインの怪物
いやー、いずれ劣らぬ怪物界のスーパースターじゃな。この3匹の組み合わせによって「どんでん返し」ができる。どうじゃ! これなら忘れることはあるまい!」
ブンコ
「ドラキュラ、狼男、フランケン。3匹のモンスターが「どんでん返し」を作る…。師匠、アタマは大丈夫かー?」
ぴこ蔵
「ふっふっふ。まあ、これだけではワケがわかるまい。ただし、言うておくぞ。お主がどんでん返しを作るときに、この3匹のモンスターを思い浮かべるだけでいささかの混乱もなく効率よく組み立てられるのじゃ!」